株と不動産投資の違い

株と不動産の違い


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「資産運用」という言葉から真っ先に思い浮かぶとしたら、株式と不動産ではないでしょうか。
株と不動産の違いについて、4つご説明したいと思います。


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株式投資のメリットは、短期間で換金できる流動性の高さです。日々刻々と価格が変動し、利益を確定することができます。
売買は1秒を争うので、少しでも目を離すとチャンスを失ってしまいます。売買のタイミングはプロでも難しいと言われています。

ですので、本業が忙しい人にとって、常に情報をチェックするという時間は皆無に等しいと思われます。

株式投資は短期間で大きな収益を得る可能性がありますが、一方、短期間で大きな損失を被る可能性もあります。つまりハイリスク・ハイリターンですので、資産を確実に形成する保証はありません。



それに比べ、不動産は換金までに、数週間~数か月かかるため、流動性は低いものです。物件を見に行き、売買の契約をし、銀行から融資をしてもらうための審査、決済という流れを考えると流動性は非常に低いと言えます。そして、売却する際も同じぐらい時間がかかります。価格も数か月~数年単位で変動しますが、その価格が頻繁に動くことはありません。

この流動性の低さが忙しい人にとっては最大のメリットと言えるのではないでしょうか。つまりローリスク・ロングリターンなのです。また、管理に時間を取られずに、長期間安定した家賃収入を得ることができるので、資産形成の道筋が立てやすいのもメリットの一つと言えるでしょう。

ローン完済後は、家賃収入がそのまま収益となり、土地も資産として残ります。
もちろん土地を売却して現金収入を得る、店舗として貸し出す、新たにアパートを立て替えて、引き続き家賃収入を得ることもできます。


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株式はオープンマーケットなので、いつでもだれでも同じ情報を得ることができます。
一方、不動産はクローズドマーケットなので、誰もが簡単に情報を得ることができません。


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金融機関は株の運用資金に対し、担保を提供しない限り、融資の対象にはなりません。
なぜなら、価値がゼロになる可能性があるからです。
つまり、株は自己資金だけで投資をしなければならないのです。
一方、不動産投資を行ううえで最も有利なのがレバレッジです。

不動産自体に担保価値があり、家賃収入も見込めるので、融資の対象になるのです。不動産投資では、自己資金の何倍もの資産を取得することができます。


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確定申告の際、所得から経費を引いた金額を税務署に申告しなければなりません。
株の場合、売買手数料は経費になりますが、それ以外に使える経費はほとんどありません。
一方、不動産は減価償却、借入金の利息、物件のリフォームなど、非常に多くの経費がとれるので、節税対策にもつながります。


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株と不動産のどちらに投資をするのかは、ご自身の目的によって異なります。手間をかけず、短期間で収益を上げ、失敗したと思ったらすぐに手を引くことを考えているのであれば、株式投資をするのがよいでしょう。
逆に、長期的なキャッシュフローを求め、自分で資産をコントロールしていきたいのであれば、不動産投資を選択することをお勧めします。
株式投資との違いはオーナー自身または信頼できる管理会社との協力で入居率をあげたり家賃収入のコントロールができるので安心を得る事につながり、時間とお金の自由を手にできます。

要は何に重点を置いて投資をするのか ということなのです。